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一般的なバリアフリーの認識として、床の段差解消と手すりの取り付けが、上げられています。しかし、本当のバリアフリーとは何のでしょうか？
広辞苑で調べてみると、「身体障害者や高齢者が、生活を営むうえで支障がないように、商品を作ったり、建物を設計したりすること。また、そのように作られたもの。」とされています。
バリアフリーの工事を依頼されるお客様もそうですし、その依頼を受ける業者もそうですが、バリアフリーを「なんとなく？」しか理解していないと言うのが、現状です。
私も実は「なんとなく？」の一人でした。

でも今は違います。
昨年、大阪府営住宅公社の大規模な高齢者住宅解消工事（バリアフリー）を施工したことをきっかけに、たくさんのノウハウを身につけることができました。

大阪府営住宅公社の注文で、大規模な高齢者住宅解消工事（バリアフリー）を施工いたしました。
このときに、あまりにもバリアフリーについて浅い知識だったと自己認識させられました。

1.電気のスイッチ

スイッチを大きくすることで、手の不自由な方でも簡単に操作できるようになります。

2.外部ブザー（写真左）

トイレや居間にスイッチを取り付け、何かあれば外部にいる人たちに知らせて、助けを求めることができます。すごい音が鳴ります。

3.水道の蛇口（写真中央）

手が不自由な方でも、蛇口を握ることなく水を出したり止めたりできます。

4.玄関ドア（写真右）

レバーハンドルにすることで開閉が容易になります。

その他、高齢者や障害者の方々が生活するうえで、快適なようにすごく工夫をこらされています。
さすがは住宅公社だと言えます。
私はこの住宅公社のノウハウを身に付けることができました。
ものすごい財産だと思っています。この財産がバリアフリーを検討されている、高齢者や障害者をお世話しているご家族の方に是非、提供したいと思います。
この気持ちは、体の不自由な高齢者である母の世話に疲れ果てた経験の私だからわかることだと自負しています。

かさねてバリアフリーを提唱している業者の皆さんに一言、もの申したい。
「助成金の提供も大切ですが、もっと高齢者や障害者のことを理解してあげてください。理解できないのであれば、バリアフリーを提唱してはいけないと私は感じています。それが世のためになるのです。どうかご理解をください。」